ずっと幸せであってほしいから

災害に強い家を造るためのポイント

憧れのマイホーム。かっこいいデザインや使い勝手の良い間取り、そして楽しみな趣味や遊びもこなせる理想の家。予算もしっかり検討をしてやっと手に入れたマイホーム。そしてこれから数十年、家族とともに長く住んでいくお家。だからこそ、重視したいのが「すっと大切な家族が安心して暮らしていける家」でなくてはなりません。

さて日本は、世界でも有数の自然災害の多い国だと思います。折角のマイホームがいつこうした災害に遭遇するかも知れないのが事実なのです。
これからマイホームの購入を検討している方は、購入する家に何を求めたいと考えていますか?当然、家族の日常生活が不便にならないような利便性は求めたいし、どうせ買うなら外観や家の中も自分の好みに沿ったデザインの家にしたいと考えることでしょう。しかし、家を購入するとなると、家族がそこに何十年も住んでいくことになるわけですし、何より重視したいのが「家族が安心して安全に暮らしていける家」と言う条件を重視するという方は多いと思います。
今回は、不幸にも災害により夢が経たれることが無いように「災害に強い家」について、特徴や現状を見ながらマイホームのプラン作りの役に立てていただけたらと思います。

災害の種類

さて災害と言っても様々です。そこで、まず災害の種類や特性を見ながらその対策を考えてゆきます。

地震

地震による被害には、津波をはじめ、建物倒壊、火災の発生、土砂崩れ、液状化現象などがあります。
また、都心部では、建物の高層化による災害や災害後の帰宅困難者の増大による帰宅困難者(帰宅難民)の増大

台風

7月から10月にかけては日本に接近・上陸する台風が多くなり、暴風大雨、洪水、高波、高潮などをもたらします。また、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりなどが発生しやすく、人々の生活や生命が脅かされるような自然災害が度々発生しています。

災害級の大雨、大雪

数十年に一度の大雨や降雪量となる大雪が予想される場合に発表。 重大な災害が発生、もしくはいつ発生してもおかしくないような状況です。また、積雷雲の発達による竜巻や最近は線状降水帯という表現が頻繁に使われ桁外れの被害が多くなっています。 立往生など大規模な交通障害、長期の孤立、雪の重みによる建物の倒壊など。

毎日のようにニュースで取り上げられる熱中症。 今年は「災害級の暑さ」ともいわれ、日本各地では最高気温が40度に迫る勢いになっています。一方で寒さについては、地球温暖化が良い方向に作用する部分もあり暑さほど深刻な災害はだんだん少なくなっていると思います。

大気汚染災害

大気中に排出された物質が自然の物理的な拡散・沈着機能や化学的な除去機能、及び生物的な浄化 機能を上回って大気中に存在し、 その量が自然の状態より増加し、これらが人を含む生態系や物など に直接的、間接的に影響を及ぼしています。
例:光化学スモッグ、pm2.5、黄砂、花粉等

台風や竜巻等の、強い風に耐えうること、また飛ばされないこと

高潮や大雨による浸水や土石流などの被害

pm2.5など大気汚染による

災害に強い家を造るためのポイント

まず思うことは災害に立ち向かうのも有りだと思いますが、そもそも『避けれるのであれば避けたい』だと思います。
ですから事前に、そこの地域性や立地条件等を確認と共に重ねるファザードマップをしっかり確認してその場所を選択できるのであれば、
良い所であれば選択を
悪い所でああれば避ける事
だと思います。

上記の事を確認及び承諾したうえで建物等の対策をすることになると思います。

実際、災害に強い家を具体的に考えてみます。
今回は、様々な災害の中で地震と台風に絞って考えてみます。
まず地震についてです。
地震に強い家は、最近とトレンドで『耐震等級の高い家』でしょう。
現在、新築の場合この等級は、3等級が常識でありクリアーできていれば、ほぼOKだと言われております。
しかし、実際は地震の被害は様々です。
津波であったり、大都市であれば火災(木造密集地)や都市難民
また、一度の震度7の強い揺れに耐えても、複数回見舞われたときには、決して耐震等級がクリアーできていれば
「安心」ではありません。
津波や火災に対する対応は、自分の家だけ対応できても地域全体の対応が出来てないと難しいと思います。
ここで、地震の揺れに関してだけで見れば、何といっても軽いことが重要なのです。
昭和56年より前に建てられた建物に対して、耐震診断費用に国の補助金が出ます。
その診断内容が、旧家の場合、思い土を使った瓦や壁が多くそれを使ったほとんどの住宅が「倒壊の恐れがある}と診断されてしまいます。
つまり、逆に軽くすれば、倒壊の恐れが少なくなり家の強さを表す数字は高くなるのです。
但し、新築の場合でさえいくら強度を上げても複数回の繰り返しの強い揺れに対しては、耐震材自体が破壊をされてしまいます。
そこで、今はこの揺れを抑える制振装置を付けることによる破損を防ぐとされております。

次に台風はどうでしょうか。最近は風よりも大雨の被害がクローズアップされます。
そこで、ここでは風のみを考えてみます。
住宅に台風の強い風にさらされたときに耐えうる仕様は何でしょうか。
ここは、地震の横揺れと同じように横からの風の力に耐えることが重要です。
ですから、耐震材が同じように耐風材になるのです。但し実はすべて地震と台風がイコールで無いことが問題点なのです。
これは、重量の問題です。風は地震に反して軽いことが不利とされます。
最近の台風の被害で多いのが屋根が飛ばされることでしょう。
旧家の屋根を土でしっかり伏せた屋根は現在のように防災に対する対応が無くても飛ばされることは有りませんでした。
ところが、最近は耐震の事やデザイン重視で屋根を軽くそして軽快に見せるために金属の屋根が大変に多くなりました。
ここで心配なのが最近の温暖化により台風の巨大化や勢力の強大化が心配されていることです。
今のところ、幸いにも本土にはそうした強い台風の直接の影響も少ないのですが、一度このスーパー台風が衰えずに上陸をしたとしらきっと大変な風の被害があると思います。
ここまで、地震と台風の被害や特徴などをお伝えしましたが、
大切なのはバランスだと思います。
一言にこのバランス
強さだけを追求すればある程度重さのある単なる箱が良いと思います。
でも当然そこには、普段の快適な暮らしは皆無です。
日本の災害が、最近始まったわけではありません。程度の差は有る物の長い歴史と共に繰り返し見舞われてきたはずです。
そして、それに耐えうる建物が多くのキャリアを持った旧家なのです。
ここで旧家が良いと言いたいのではなくあらゆる条件をバランスよく配置する中で
この伝統的なノウハウをうまく生かすことが、災害に強い安心した住まいになるのだと思います。
簡単そうで難しい事ですが大事だと思います。

災害からの復旧能力の必然

強い家の作り方の中でもう一つ重要なのが災害からの復旧能力だと思います。
昔の住まいと現在の住まいの大きな違いに住宅設備の多様があると思います。
電気や水道は当然。今後ますます重視される 太陽光パネル、蓄電池 防災グッズ、そして、災害時に滞ったライフラインの復旧など。
そして、今後は自力による復旧能力「レジエンス性能の重要性」だと思います。(災害に対する「強靭さ」とか「適応力」、復旧の速さ)
災害は、いつ起こるかわからないのは、承知の事ですよね。でも一度起きてからの対応が、状況により避難は当然大切ですが、問題はその後の復旧がこれほどまでに増えてしまった設備。
充実した設備が「有れば良い」だけでは済まない災害後、いかに復旧対応が出来るかだと思います。

ここの所は次回に考えてみたいと思います。

まとめ

強い家の造り方のポイント

1.地域の固有の特徴に対応している
2.災害に強い間取りと構造(耐震等級、耐風等級)
3.伝統工法を取り入れる(土壁 貫き構造)
4.使用材料の重量を考慮した仕様(重すぎず軽すぎず)
5.メンテナンス性や災害対応を無視したデザイン
6.自立が可能な設備がある(レジエンス性能の保持)
7.すべてにおいてバランスが良い(強度、デザイン志向、家の形、予算)

マイホームの購入時に誰もが気にする『災害に強い家』ついてご紹介してきました。
青木建築に相談していただくお客様の多くも、災害に強い家にしたいという要望を持っている方がほとんどです。
もともと、美濃地方は他の地域と比較すれば災害が少ない地域と言われますが、それでもいつ発生するのかがわからないのが災害ですので、家族の安全を考えた場合、「できるだけ安全な家」を求めるのは当然です。
しかし、具体的に災害に強い家がどういったものなのかを理解するのは難しいことです。災害に強い家は、その地域の特性を知ったうえで固執すりこと無くバランスを考えて取り組むことが大切です。
そうかといって自分で全て調べて災害に強い家を計画するのはなかなか難しい事ですので、まずはお気軽にお問合せください。
災害は、忘れたころにやってくると言います。反対にいつも気にしていてもこれまた安心して生活が出来ません。
最後に、どんなに完ぺきで強靭な住まいを建てたとしても自然を相手に絶対に大丈夫は無いです。
性能や設備を過信すること無く、家族と自分の命を守ってください。

 

青木 茂生

青木 茂生

この記事を書いたスタッフ

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