ずっと幸せであってほしいから

今年も本格的な夏の暑いシーズンが到来しました。梅雨時のジメジメした暑さも嫌だけどさすがに35度越えの暑さはたまらないです。さてそんな時こそ涼しさを感じる時は多くあると思います。そして誰もがこの 涼しさ を求めて日々の努力を惜しまないものだと思います。
今回はそんな「暑さ」や「涼しさ」を感じる時を湿度との関係を見ながら専門的な事ではなく普段の生活の中から、そして住まいの観点からわたしが思っていることを自分なりに整理をしてみましたのでそれをお伝えします。

暑さを感じる時

そもそも涼しさを考える時にまず暑いときがあるからこそ涼しさを感じるのだと思います。そこで、まず私自身が暑さを感じる時ってどんな時かを振り返ってみました。

    • 気温が25度以下に下がらない日を熱帯夜と言われ暑さのバロメーターだと思うのですが確かにその当たりから暑さを感じていると思う。
    • 曇っていてそんなに気温が高くなくても、じめっとした蒸す日は動いていなくても暑くやたらと汗をかいてまたその汗も乾かず何とも不愉快な暑さを感じます。
    • 蒸し暑いときに日陰だからと涼しいと思ったのに涼しくないときに尚更に暑く感じてしまう。
    • 体調の悪い日や疲れているときは、熱く感じます。また、そんな時は中々汗もかけなくてつらい時があります。
    • 春先のたまにある夏も真っ青な位に暑いときは、汗もしっかりかけず本当に暑く感じる時があります。
    • 真夏の2階の部屋に入ったとき。
    • 風のない日は気温以上に暑く感じます。

色々とあげて行くうちに分かることは、30度越えだから、35度越えだから暑いばかりではないことだろうか。つまり、気温だけでは示すことができない原因が有ることに気づきます。

涼しく感じる時

さて次に、涼しく感じる時はどんな時でしょうか?これまた、あくまでも主観的な見方ですのでそうかなーと思われるかもしれませんがリストにしてみました。

    • 暑いときによく冷えた飲み物や食べ物がのどを通るときの何ともいてない旨さとともに味わえる清涼感。
    • 暑くてたまらない屋外から良くエヤコンなどで冷えた屋内に入った時のギャップがたまらなく涼しい。
    • カラッとした強い日差しの下でたっぷり汗をかいた後に日陰で過ごすときの涼しさ。
    • 昔ながらの作りの木造の建物の中に入った時の何とも言えない優しい涼しさ。

こうして、涼しさを感じる時を探していると、やっぱり、暑いがゆえに涼しいのだなとわかります。
だから、「暑いのを良しとしよう」ではなくて、結局の所は「暑さ」や「涼しさ」は気温が高い低いの数値的なものだけでは表せない人の感じ方に大きく左右されるものだと思うのです。

すまい環境の中での「暑さ」や「涼しさ」

では、住まいの中での暑さや涼しさを感じる時はどうなのでしょうか。私は、学者では無いので専門的なことは語れないのですが、「暑さ」や「涼しさ」を感じる時に前示のように温度だけでは示すことが出来ないことがわかりました。そこで、ネットでこの暑さや涼しさを検索してみると湿度の関係が大きく関わっていることがわかります。

エヤコンのメーカー(ダイキン)の方の情報を参考にさせていただくと
参考資料 (エアコン「28度で涼しい人」と暑い人の差)

湿度10%アップで、気温2度上昇と同じ不快感!と記事に書いてありました。
蒸し暑いと暑く感じてしまうことがわかります。汗をかいた後のメカニズムにあるらしいのですがそこの専門的なことは置いときますが。
ここで、気になるのは「暑さ」や「涼しさ」を住宅の性能では、温度を基準にしており。湿度に関しては結露の観点からは重要視されていますが今回のテーマから見るとあまり重要視しているとは思いません。いや、むしろ考えていないのではないでしょうか。もっと言えば、エヤコンなどの機械を利用したコントロールに頼るところが大きいと思います。
つまり、屋内で夏の暑さや涼しさを湿度計を見て言うことはあまり無いと思うのですが、実は重要な事だと気づきました。

まとめ

日本の高温多湿な夏を快適に乗り切るには、現在ではエアコンの活用を無しでは考えてはいけないことだと思います。私が今回のこの中で気づいたのは、「暑さ」や「涼しさ」を感じる時に単に機械的な作用による効果を得てしのぐだけで無く、湿度を頭に置きながら住環境を整えることが不可欠だと確信しました。

自然の力でしっかりと湿度管理をして空調を助けながらできる住環境こそ結果的には省エネにつながり環境にやさしい住まいなのだと思います。

青木 茂生

青木 茂生

この記事を書いたスタッフ

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